2015年11月17日火曜日

「普通」とノーベル賞

「将来、自分はノーベル賞を獲る」「尊敬しているのはエジソン」が口癖だったために、入学するなり先輩から「エジオ」というあだ名を付けられた柔道部の同輩。僕らの行ってた高校はいわゆる有名進学校ではなかったし、もちろんノーベル賞発言のことなんて皆バカにしてかかってた。そんなこと口にするだけで「変な奴」確定。
大学院を出て企業に就職したら、会社の命令で名古屋大学に出向。不本意だったようで、出向中は会社に戻りたいと愚痴をこぼしてた。
今春、高校の同窓会に一緒に行こうと誘ったら、「その日は先生のノーベル賞受賞パーティがあって名古屋に行くから無理」とつれない返事。なんだかんだ言って、ノーベル賞とノーベル賞受賞者が身近にある人生を送っている。
当時は大人の作った「常識」に屈服した奴が「普通」で、でっかい夢を公言すると「変わった奴」扱いされたもんだけど、20年も経つとけっきょく後者の連中が強いんだよなあと、ひとつまみの後悔と大さじ一杯の賞賛を味わっている昨今です。

時代は名大だがね ノーベル賞6人輩出 
閥なく自由闊達

(1/2ページ)
2014/10/17付日経新聞

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。